イラストを販売したいけど方法が分からない。
クラウドソーシングサイト経由でイラストの営業をしているけど依頼がこない。
そんな方におすすめなのが、得意を売り買いできるプラットフォームココナラです。
今回は、実際にココナラで成果を出している筆者が、イラスト制作販売ならココナラがいい理由とココナラのメリット・デメリットを紹介します。
イラスト制作で実績を積みたい方は必読です。
イラスト販売におすすめのココナラって?
ココナラとは、株式会社ココナラが運営する、得意を売り買いできるオンラインマーケットのことです。
会社自体は2012年に設立され、「一人ひとりが自分のストーリーを生きていく世の中をつくる」をテーマに、現在まで個人・企業問わず多くの利用者を獲得しています。
アマチュアでも知識やスキルを出品・販売できるのが特徴で、ジャンルは、ライティングやイラスト制作の他、webマーケティングや動画制作、作詞作曲、占い、など多岐に渡ります。
ココナラで募集しているジャンル例
・イラスト・似顔絵・漫画
・webサイト制作・webデザイン
・音楽・ナレーション
・動画・写真・画像
・ライティング・ネーミング
・IT、プログラミング
・ビジネスサポート、代行
・ビジネス相談、アドバイス
・集客、webマーケティング
・翻訳、語学
・占い
・悩み相談、カウンセリング
・恋愛、結婚
・美容、ファッション、健康
・キャリア、就職、資格、学習
・ライフスタイル
・趣味、エンターテイメント
・士業(行政書士、税理士etc)
・マネー、副業、アフィリエイト
さらに詳しく見ていくと、デザインならロゴ作成やチラシ作成、名刺作成、カタログ・パンフレットデザイン制作、イラスト・似顔絵・漫画ならアイコン作成、コミック作成、キャラクター作成、LINEスタンプ作成、というように細分化されています。
気になる方はぜひ登録して覗いてみてください。
イラスト制作で稼ぐならココナラがいい理由
実際にココナラに登録して利用してもらうと分かるのですが、ココナラはジャンル別に自身のポートフォリオを作ることができ、オンライン上に公開できるようになっています。
個人や企業側から見ると、出品者のスタイルやテイストを視覚的に一目瞭然できるようになっているので、利用しやすいと言えます。
検索するとこんな感じです。出品者のスキルが一目瞭然です。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでもイラスト制作の仕事は見つけられます。しかし、こちらは依頼主側(企業側)が主体となっているため、採用されにくいといったデメリットがあります。
一方、ココナラは、クリエイター側(販売者)が主体になっています。クリエイター側が自分から仕事を探さなくても、クリエイターの作品スタイルやスキルを気に入ってくれた方が、仕事を発注してくれる仕組みになっています。クリエイター側からすると、自動的に仕事が入ってくるのでありがたいですよね。
イラストレーターに嬉しいココナラの各種制度
ココナラには、クリエイター側(出品者)にとってありがたい各種制度が存在します。
販売価格設定がしやすい点や、有料オプションが付けられる点、評価システムなどがそれです。
その1.販売価格設定
ココナラでは、各ジャンルで販売価格の下限が決まっており、クリエイター側が価格設定しやすいメリットがあります。
例えばイラスト・似顔絵・漫画ジャンルの「キャラクター作成」の場合、下限は3,000円となっています。その次は3,500円、4,000円、4,500円、5,000円、6,000円……と徐々に上がり、上限1,000,000円まで価格設定が可能です。
余談ですが、マーケットが小規模であった初期は、イラストを500円から設定できていました。
実績のない人は価格設定を500円からはじめ、実績を積んで知名度が上がっていくにつれ、価格設定を見直していく傾向にありました。
その2.有料オプション
ココナラは有料オプションが付けられるのもメリットです。
有料オプションとは、通常料金のサービスに加えて新たなサービスを追加したいときに付けられるものです。
イラスト販売の「キャラクター作成」の例で言えば、
- 追加で表情別のイラストを追加
- 追加で別ポーズのイラストを追加
- 追加で別キャラクターを追加
- 追加で小物を追加
といった具合です。
このシステムがあることで、クリエイター側は細かく金額設定でき、サービスを分かりやすく表示させることができます。
購入者側にとってもサービスを追加で購入しやすいのがメリットです。
ちなみに、有料オプションサービスは通常価格より安く設定し、「おまけ」として提供するのがおすすめです。
その3.評価システム
ココナラには、クリエイター側にとって有難い評価システムがあります。
評価システムとは、商品購入者がクリエイターのサービス・商品を5段階及びコメントで評価できるシステムのことです。
具体的には、
- サービス内容
- コミュニケーション
- クオリティ
- 納期・スケジュール
の4項目でそれぞれ5段階評価ができるようになっています。
これら4項目の評価の合計の平均値を総合評価の値として割り出し、表示してくれるので、自分のクリエイターとしてのスキルが購入者にとって一目瞭然です。
また、5段階評価と同時に表示されるコメント欄は、いわば口コミのようなもので、これを見てサービスを購入する購入者も少なくありません。評価コメントが口コミの役割を果たし、次の仕事の依頼を運んできてくれるので、クリエイター側のモチベーションアップに繋がります。
5段階評価は、ココナラ利用者だけでなく、サービスを提供しているクリエイター側からもできるようになっています。購入者の評価は、取引が完了した後にできる仕組みです。
具体的には、購入者の
- 総合評価
- 要望の分かりやすさ
- コミュニケーション
- 納期・スケジュール
の4項目を評価できるようになっています。評価は一般公開されず、購入者にも非公開なので、クリエイター側も心置きなく評価することができます。
これらの評価データは、クリエイター側が次回、同じ購入者から依頼を受ける際に役立ちます。
5段階評価でデータを整理しておけば、購入者の弱点や苦手としていることが一目瞭然なので、クリエイター側が提案の仕方やスケジュール進行を改善しやすいメリットがあります。
その4.ランクアップ制度
ココナラには、クリエイターの実績・評価が一目で分かるランクアップ制度があります。
サービスをより多く販売し、顧客満足度をアップさせることができれば、それ相応の認定バッジを表示してもらえる仕組みです。
認定バッジは以下のものがあり、これらはココナラ運営者が独自の基準で判定しています。
- レギュラー
- ブロンズ
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
はじめは認定バッジのないところからスタートしますが、有料サービスを売り上げるとレギュラーバッジがもらえます。さらに、有料売上が10件以上になるとブロンズバッジがもらえ、直近3ヶ月でこれ以上の成績を出すと、シルバー、ゴールド、プラチナの順にランクアップします。
ランクアップ制度は、レギュラーからブロンズの場合、一度ランクアップされればランクダウンすることはありませんが、シルバー、ゴールド、プラチナの場合は違います。
シルバー、ゴールド、プラチナの場合、毎月基準を満たしているか判定し、その都度、現状維持かランクアップかランクダウンかのいずれかに評価される仕組みです。
シルバーからプラチナの認定バッジを表示させ続けることは簡単なことではありません。しかし、一度バッジが付くと、購入者の目に留まりやすく、継続的に仕事を獲得できる確率がぐんと上がります。それがこの制度のメリットです。
一度バッジがつけば自信がつき、仕事も獲得しやすくなるので、初心者の方は諦めずにぜひ頑張って欲しいところです。
ココナラのメリット・デメリット
ここでおさらいも兼ねて一度、ココナラのメリット・デメリットをまとめてみます。
イラストで事業をしたい方の参考になれば幸いです。
メリット デメリット
自分から営業をかけなくても、自分の出品・スキルを気に入ってくれたクライアントから仕事をもらえる
ジャンルごとに販売価格の下限が決まっているので、販売価格を決めやすい
ジャンルごとに販売価格の下限が決まっているでの、初心者も損することがない(安売りしなくて済む)
有料オプションを付けられるので、既存のサービスに追加してサービスを出品できる(価格設定がやりやすく、売上貢献もできる)
評価システム(口コミ)のおかげで新規のクライアントが獲得しやすい
ランクアップ制度のおかげでイラストレーターの評価が一目瞭然。仕事をすればするほどランクが上がるので、イラストレーターのモチベーションも向上する。
購入してもらって初めて仕事の指示が入るので、イラストレーターまたはクライアントのどちらかに過失がない限り、仕事を取りこぼすことがない
お気に入り機能があるので、ファンを掴みやすく把握できるシステム利用料がかかる(詳細については後述する)
売り上げが多く、評価が高いイラストレーターがシステムの上位に表示されるので、イラスト販売を始めたばかりの新規イラストレーターにとっては仕事を獲得しずらい。
運が悪ければまれに非常識なクライアントにあたることもある(ただし、ココナラを利用している筆者の身に起きたことはない)
ココナラのシステム利用料
デメリットでも前述しましたが、ココナラを利用するとシステム利用料が発生します。システム利用料は、サービスの出品時には発生しませんが、サービスの売買が成立すると発生します。
ココナラがサービス出品者と購入者の仲介をする代わりに、売上の一部をココナラの運営資金に還元する仕組みになっています。そのため、実際に登録口座に振り込まれる金額は、売上金額よりも低くなります。
本来クリエイター側が行う営業活動をココナラが代行してくれてると考えると納得!
システム利用料は総売上(販売金額の合計)に応じて変わってくるので、これからココナラで事業を始めようとしているイラストレーターさんは参考にしてください。
総売上高(売上高の総額) | 手数料 |
1円~5万円以下の場合 | 27.5%(税込み) |
5万円~10万円以下の場合 | 22%(税込み) |
10万円~50万円以下の場合 | 16.5%(税込み) |
50万以上の場合 | 11%(税込み) |
※なお、システム利用料には、別途消費税10%が上乗せされています。
以上のように、ココナラでサービスを販売し、取引が行われると必ずシステム利用料が発生します。しかし、振込手数料においては、総売上高が3,000円以上であれば無料で振り込みをしてくれます。逆に、総売上高が3,000円に満たない状況で振込申請をすると、振込手数料として160円が差し引かれる仕組みとなっています。
まとめ:イラスト制作販売はココナラがおすすめです
ココナラ歴2年で、これまで実際に10万以上成果を出してきた筆者がココナラのメリットとデメリットを紹介しました。
ココナラを始めて2年で10万の成果を高いとみるか低いとみるかは皆さんの自由です。しかし、普通の主婦が空き時間に作業でき、1円でも利益を生み出せれば、これは立派な副業と言えるのではないでしょうか。
イラスト制作販売は、事務作業を行うためのパソコンと絵を描くためのペンタブレットがあれば誰でもいつでもどこででも始められます。
この記事を読み、イラスト販売を始めてみようかと思った主婦の方、興味が沸いた方、ぜひココナラを利用してイラスト販売にチャレンジしてみてくださいね。
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